浅倉の情報交換日記

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ADHDは診断したほうがいいの?発達障害が社会に適応していくには…

どうも皆さん、ADHDASDの診断を受けた浅倉です。

この記事を見てくれているということは少なからず発達障害に関心がある人だと思うのですが、少しでも知識を持っていただけると我々障害を持つものとしては助かります。

 

そういえば最近ツイッターを眺めていたらこんなツイートが流れてきました。

こういうジョークは好みが分かれますが、僕はめちゃくちゃ好きです(笑)

 

こんな感じでお茶目(?)なミスをすることが多いADHDなんですが、やっぱり本人はめちゃくちゃ苦悩してしまって二次障害で鬱病を発症したりする人もいます(僕のこと)。

 

社会になかなか適応できず悩んでる方も多いと思うのですが、発達障害の当事者である私が経験を踏まえて語っていきたいなと思います。

 

 

 

ADHDASDかもしれないけどどうすればいい?

「仕事できなさすぎてADHDかもしれん」

「今の環境が自分に合わなさすぎる」

「友達にADHDかもねって指摘された」

自分はもしかしたら発達障害かもしれないと思うキッカケは人それぞれです。ただ、実際に発達障害かどうかは診察を受けてみないとわかりません。

 

近くの精神科などのホームページで発達障害の診察に対応しているかどうか調べてから行きましょう。

 

発達障害を疑う理由は本当に様々ですが、僕は「不注意優勢型ADHD」の自覚があり病院へ行きました。簡単にいえば集中力が極端に足らず、本を読めなかったり、人の話を聞けないなどの症状があります(まあ症状というよりは個性に近いですね)。

 

特にキッカケとなったのは自動車教習所での出来事ですね。最初に受けさせられる運転適性検査で最低値を取ってしまい、「あれ?僕ってそんなにやばい人間なの?」と疑問に思ったのが始まりでした。学科の成績は優秀だったのですが、技能での路上教習で何回も事故りかけたことで自信を失って病院へ行きました。

 

病院へ行って医師に言われたのは「君危ないから運転しないで(笑)」

 

教習所代の30万円を返してくれ~~~~~!!!!!!!!!!!!!!

 

まあ人の命はお金に変えられないので仕方なく教習所は一旦休みました。

 

とにもかくにも、僕はこんな感じで発達障害と診断されました。個人的に推測するに運転適性が低い人は発達障害の可能性が高いかもしれませんね。

 

発達障害の診断を受けるメリットは?

そういえば発達障害って診断されたらどうなるの??という疑問がある人もいると思います。実は症状が重かったり、二次障害があったりして基準を満たせば障害年金を受給できることはご存知でしょうか

 

あまり知られていませんが、ほかの障害と同じく日常生活がまともに送れない状況ならば障害年金の基準を満たしているのです。それくらい発達障害は社会にも理解されている存在になっているのは少しありがたい部分ですね。

 

そして発達障害も他の障害と同じく障害者手帳を貰うことができ、公共交通機関や映画のチケットなどを障害者割引などで利用できるメリットがあります。さらに障害者枠で働きたい方は障害者手帳があれば就活などが円滑に進みやすいのではないでしょうか。

 

発達障害の診断を受けるデメリットは?

基本的なデメリットはないと思います。ですが、やっぱり障害者というイメージを周囲から持たれるので目線が気になるという方はいると思います。

 

そして何より自らを障害者と認めることになりますので、少し抵抗感がある人もいるようですね。

 

結局は自分との闘いなんじゃないかなと僕は思ってます。ただ僕の場合はやっぱり自分が障害者ということでホッとした部分もあります。今まで苦悩してきたり辛かった理由がやっと分かったからですね。

 

結局発達障害の診断って受けたほうがいいの?

僕の個人的な意見としては「発達障害の症状によって今の生活がとても辛くて耐えきれない」状況であるなら診断を受けたほうがいいと思ってます。逆に言えば「発達障害かもしれないけど、現状に不満はない」という方は別にわざわざ診断は受ける必要ありません。話のネタにしたいとかじゃない限り、今の生活に困ってなければ健常者として生きていく選択のほうが楽なんじゃないかなと感じます。

 

発達障害は大人になってから発覚するケースも多く、意外と見つかりにくい障害です。どうしようもない生きづらさを感じる方は一度病院で診察を受けてみるのもいいのではないでしょうか。 

 

発達障害だったけどどうすればいいの?

もし発達障害と診断されたとしたら、いったいどうすればいいの?という方もいると思いますが基本的には投薬治療か、環境を変えるの二択です。

 

投薬治療は主にADHDを改善する薬がありますが、ASDに関しては現状有効な治療法がないとされています。薬に関しては個人差があるので効果は人それぞれです。精神薬なので副作用もつらいという人の声も聞きますね。

 

僕の場合はストラテラを処方され、副作用なども特になく健常者とあまり変わらず過ごせています。

 

一方投薬治療をしない場合は、その人の過ごしやすい環境に変えるという治療法です。投薬治療ができないASDの方は基本的にこの治療法になると思います。自分自身が変わるのではなく、自身を取り巻く環境を変えるというスタイルです。自分に合わせたライフスタイルにするためデメリットも少なく、理想的であると思います。例えば、発達障害に適応しやすい職種に転職する、障害者枠で就職することで周囲の仲間から理解を得る、などさまざまな方法がありますね。ただ根本的な治療ではないので、改善するかどうかは分からないというのが難しいところです。

 

発達障害として生きてみた感想

僕は発達障害と認定されてから少し時間が経ちましたが、薬との相性も悪くなく普通に生活ができるようになりました。昔と違って発達障害も社会に溶け込めるようになってきているので「もしかしたら発達障害かもしれない」と心配している人も安心してほしいですね。僕も最初診断されたときに精神科医から言われた「まあ、発達障害の人をたくさん診てきましたがみんな楽しくやってるので大丈夫ですよ(笑)」という言葉を今でも覚えています。本当にその通りです。

 

この記事は発達障害の症状などは説明しませんでしたが、もし自分が発達障害かもしれないと思ったら調べてみてください。個性のようなものなので当てはまったり当てはまらなかったりすると思います。どこから発達障害なのかは明確に線引きはありませんが、やはり重要な点は「生きづらさ」なのかなと思います。とにかく辛かったら病院へ行きましょう。発達障害と診断されても、されなくても、その生きづらさというものは生活において重要なサインとなるはずです。